この記事の趣旨、各データの見方はこちらを参照して下さい。
 
●チャートについて。
今週から参考情報として決済レート(エントリーレート)に対応したレートを水平線で表示したチャートも掲載します。

●注意事項。
重複レート発注機能オフの場合は値幅の小さいシステムの方が決済回数が多いため利益も大きくなります。
ですが、その機能がオンの場合、値幅によって重複されるポジション数やそのレートも変わるため、値幅が大きいシステムの利益が大きくなることもあるようです。

今週はドル円15よりドル円25の方がシステム利益が大きく、豪ドル20と40、ユーロ円40と80でも同様の逆転現象が起きています。
また、ポンド円150はポンド円50や100を大きく上回るシステム利益です。

1週間のように短い期間ではこのような逆転現象が起こりえますが、より長期で見ればそのイレギュラーの影響は小さくなるため、値幅の小さいシステムほど利益が大きくなります。

★今週の真の利益(pip)。現実利益(重複レート発注機能オフ)とシステム利益(機能オン)の比較結果。 
今週の真の利益 真の利益 システム利益 トラリピ手数料 比率
USD/JPY B15 118 440 16 狭割 4
USD/JPY B25 75 457 30   6
USD/JPY B50 50 258 10   5
USD/JPY B100 0 0 0   1
EUR/JPY B40 80 708 20   9
EUR/JPY B80 80 828 10   10
EUR/JPY B120 0 0 0   1
GBP/JPY B50 250 1,008 50   4
GBP/JPY B100 200 769 20   4
GBP/JPY B150 150 6,247 10   42
AUD/JPY B20 160 845 16 狭割 5
AUD/JPY B40 142 1,029 30   7
AUD/JPY B80 80 80 10   1

●比率の考察。
この記事で紹介した通り、システム利益は真の利益より過大です。
ポンド円の比率は42と非常に大きな数字です。
重複レート発注機能の性質上、レンジを越えた時に特に大きくなる傾向があるようです。
特に長く超えられなかったレンジを抜けた場合にその数字も大きくなるようです。

通貨毎の特色や相場状況により変動する可能性があるので、しばらくこの調査を続けたいと思います。

●1週間チャート。
↓ドル円1週間チャート(値幅25)
ドル円2014年7月5日ループイフダン検証ブログ
↓ユーロ円1週間チャート(値幅40)
ユーロ2014年7月5日ループイフダン検証ブログ
↓ポンド円1週間チャート(値幅50)
ポンド円2014年7月5日ループイフダン検証ブログ
↓豪ドル円1週間チャート(値幅20)
豪ドル2014年7月5日ループイフダン検証ブログ